名所、自然、魅力探る ベトナムメディア、茨城を取材

茨城新聞
2015年10月22日

アジアの国々で茨城の魅力を発信してもらおうと県が実施している海外パブリシティー事業の一環で、ベトナムのメディア関係者が来県し、21日はひたちなか市馬渡の国営ひたち海浜公園などを巡った。来県したのは国営ベトナムテレビの制作スタッフと、ベトナム航空機内誌の編集担当者ら。7月に県がベトナムの各メディアを訪問し、番組制作などを希望した2社を招いた。

一行は3泊4日の日程で20日に来県。初日は鹿島神宮(鹿嶋市)と愛友酒造(潮来市)を訪れ、大洗に宿泊した。21日は赤く紅葉したコキアとコスモスが見頃を迎えている同公園と袋田の滝(大子町)などを取材した。
同公園では、ベトナムテレビのスタッフはさまざまな角度からコキアとコスモスを撮影。コキアが植えられている場所の広さや入園者数について同公園の広報担当に質問していた。偶然観光で訪れていたベトナム・ホーチミン市の親子や、小美玉市の女性らにもインタビューし、同公園の魅力を探っていた。
一行は3日目は弘道館・偕楽園(水戸市)と牛久大仏(牛久市)を訪ね、最終日はつくば市でサイエンスツアーに参加する予定。
同テレビの女性ディレクター、トラン・ハ・トランさんは「日本に来るのは3回目だが、茨城は初めて。日本でも有名な公園を取材できてありがたい。ベトナムにはコキアがないので、その魅力も伝えたい」と話した。
県は12月にもタイやマレーシア、台湾などのメディアを対象にしたツアーを実施する予定。

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