大フジ見頃 あしかがフラワーパーク、新駅開業で渋滞緩和

下野新聞
2018年4月24日

 「本物の出会い 栃木デスティネーションキャンペーン(DC)」お薦めポイントの一つ足利市迫間(はさま)町の「あしかがフラワーパーク」で県指定天然記念物の大フジが見頃を迎えた。平日の23日も国内外から大勢の観光客が訪れ、薄紫色に咲き誇るフジ棚の下で感嘆の声を上げ、写真に収めるなどしていた。

 同園によると、大フジは観測史上最も早い今月6日に開花。見頃も例年に比べ10日ほど早いことから、「大藤まつり」の開幕を14日に繰り上げた。同じく見頃を迎えた白フジと合わせ、ゴールデンウイーク(GW)前半ごろまでかれんな花房を楽しめるという。

 1日には近くにJR両毛線の新駅「あしかがフラワーパーク駅」が開業した。同園営業部の関和勝美(せきわかつみ)部長は「駅の利用者も多い。その分、車の混雑は緩和されている」と話す。

 友人と鉄道を利用して訪れた茨城県桜川市、鷺谷千佳枝(さぎやちかえ)さん(83)は「見頃をインターネットで調べてきた。大フジは本当に見事」と笑みを浮かべていた。

 5月13日までは夜間、ライトアップも行われる。GW前半からは黄花フジも見頃になる。

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