《B.LEAGUE 2部》サンダーズ優勝へ大一番 「2差」名古屋と21、22日対決
バスケットボール男子のBリーグ2部(B2)がシーズン終盤を迎え、中地区は群馬クレインサンダーズがFE名古屋、茨城と三つどもえの首位争いをしている。21、22日は名古屋との直接対決で、優勝とプレーオフ進出のためには負けられない大一番となる。
◎主力欠場埋め 献身プレーを
名古屋とは今季2勝2敗。B2で総得点数が群馬に次ぐ3位と高い攻撃力が目立つ。ガード福沢晃平は3点シュート成功数112本でリーグトップ。群馬は積極的なプレッシャーで相手の攻め手を封じ、ハイテンポな攻撃に転じられるかが鍵となりそう。
不安要素は、前節でテクニカルファウルを重ねたアンドリュー・ランダルの欠場。リバウンドを中心に攻守で存在感を示す主力であり、抜ける穴は大きい。ライアン・ステファンも故障で万全ではない。日本人選手は一人一人がより献身的にプレーする必要がある。
それを体現できる一人が、ルーキーの佐竹宥哉。シュートの精度以上に、外国人選手だけに任せないリバウンドが光る。最近は先発が続き、平岡富士貴ヘッドコーチ(HC)の期待は大きい。若手に刺激を受け、中堅やベテランも奮闘すれば好循環が生まれるはずだ。攻守で粘り強い神原裕司のスチールや、連係を重視するガード小淵雅副主将のゲームメークなどに期待したい。
チームは不振を脱しつつある。選手間のコミュニケーション不足を反省し、一枚岩で臨む覚悟が生まれてきた。信州に連勝した前節の守備や堅実なボール回しに、その一端が見えた。これを維持できるかが勝敗を分ける。
サンダーズは残り7試合で首位と2ゲーム差の3位。名古屋との2連戦後、28、29日には茨城と直接対決。その後は東京Z(5月2日)、広島(5月5、6日)と対戦する。ホームは広島戦(ヤマト市民体育館前橋)のみ。
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