《B.LEAGUE 2部》東北出身2人 思い胸に挑む SG佐藤と宇留賀社長 サンダーズ戦から
先発した群馬クレインサンダーズのSG佐藤文哉と、クラブを運営する群馬プロバスケットボールコミッションの宇留賀邦明社長は、共に仙台市出身。東日本大震災から7年がたった11日、特別な思いで試合に臨んだ。
佐藤は「自分が頑張っているのが、(東北に)少しでも伝わればいいと思ってプレーした」。立ち上がりからギアを上げ、第1クオーターだけで6得点と気を吐いた。
震災後、地元のクラブに所属し子どもと交流を続けた。「子どもたちを勇気づけられるよう頑張ろうと思っていた。それはこっちに来ても変わらない」と胸の内を語る。
宇留賀社長は自宅が半壊するなど、当時の混乱をはっきりと覚えている。人を元気にするスポーツの力に触れ「プロ球団じゃないとできないことがある。うちの選手にも意識してほしい」と、穏やかな表情で話した。
◎女性ファンが選手エスコート
○…14日のホワイトデーを前に、女性ファンが選手の入場をエスコートするイベントが10日に続いて行われ、会場を沸かせた。
参加したのは、ファンクラブの希望者の中から抽選で選ばれた12人。年に一度の貴重な機会とあって、女性らは選手の手をしっかりと握りしめ、コートへ送り届けた。
黄色いユニホーム姿の竹村明子さんは、レバンガ北海道(現1部)に所属していた種市幸祐選手の応援のため、札幌市から駆け付けた。今回のお相手はトーマス・ケネディ主将で「一瞬だったけど、みんなの雰囲気を感じられた」とうれしそうだった。
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