《上州百景パワースポット》花を供えると福徳 法水寺の千手千眼観音菩薩

上毛新聞
2018年2月21日

台湾の仏光山寺が日本総本山として設立した法水寺。観音殿に「千手千眼観音菩薩(ぼさつ)」が鎮座する。中国・敦煌の莫高窟(ばっこうくつ)第三窟に描かれた壁画をモデルに、台湾の世界的ガラス作家、ロレッタ・ヤン氏によって制作された。

像の背後の輪には無数の手と眼が作られ、苦しんでいる人を見守り手を差し伸べるという。複数ある顔は笑顔や怒り顔など対峙(じ)する人に合わせ表情を変える。台湾式の作法で花を供えると福徳や人気運、喜びを得られるという。開門時間内は無料で拝観でき、写経や座禅も体験できる。

(山田浩之)

 

【撮影ポイント】ISO640、200分の1秒、絞り5・6。露出を仏像に合わせ、周りの部屋の明るさを落とし静けさと神聖さを表現した。

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