「ドーム」や古典、見頃 うしく菊花公園が完成
茨城新聞
2017年11月8日
ドームのような丸い形の菊や珍しい古典菊などが植えられている「うしく菊花公園」が、牛久市女化町に完成した。菊栽培を研究している園芸家の上村遙さん(同市在住)らが公園を整備した。上村さんは「ここに来て初めて見たというものを作りたい」と意気込んでいる。
うしく菊花公園は、女化区民会館に隣接する市有地約2300平方メートルにある。牛久菊花会員ら13人の手で、約2千株を植えた。人の手に触れる可能性があるため「農薬はなるべく使っていない」(上村さん)と言う。
公園は色とりどりのドーム菊が一面に広がっている。公園中央には、江戸時代に全国各地で育成され、さまざまな特徴を持った古典菊のコーナーが設けられた。上村さんが毎年新品種を開発し、市の菊祭りで名称を募集している歴代のスプレー菊も並んでいる。
園内では5~10月咲きや12~1月咲きの寒菊はあるものの、2~4月は開花する菊が見られない。上村さんは「今後は工夫して、菊を一年中見られる場所にしたい」と語った。入場は無料で自由に見学できる。見頃の19日まで、会員らが公園に常駐し、案内する。
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