栃木県内で干し大根の出荷シーズン 乾燥させて水分を抜くからこそ「柔らかく甘みが増す」
下野新聞
2025年12月5日

栃木県鹿沼市茂呂の農業市田博さん(57)方で、主に漬物のたくあんに用いられる干し大根の出荷が進んでいる。2日は長男の輝さん(32)と2人で直売分の作業に取り組んだ。
約55aの畑で約2万3000本の大根を栽培。11月中旬から収穫し、水洗い後にひもで10本前後をすだれ状に束ね、ビニールハウス内に干している。約10日間乾燥させて水分を抜くことで、柔らかくなり甘みが増す。
博さんによると、農家の高齢化と需要減少で、現在市場へ出荷している県内農家は2軒だけという。「自家製漬物を作るという食文化を守るためにも、求められる限り生産を続けたい」と話した。
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