栃木県佐野市に“知る人ぞ知る”アートスポット 制作20年目にして完成間近「大枠が見えてきた」

下野新聞
2025年11月10日

栃木県佐野市の葛生伝承館の外壁(縦約3m、横約23m)で6日、フレスコ画の秋の公開制作が始まった。

フレスコ画は砂と石灰を混ぜた下地を壁面に塗り、水で溶いた顔料で絵を描く技法。制作は日本画家戸倉英雄さん(48)と福島恒久さん(47)が2006年から手がけ、今年で20年目を迎えた。

毎年春と秋の2回公開され、市のイメージを象徴する佐野ラーメンや葛生原人、カタクリなどが描かれている。

これまでに9割ほど仕上がっているといい、今回は残る壁中央部の制作に着手する。戸倉さんは「壁画の大枠が見えてきた。新しいアイデアも取り入れて描いていきたい」と意気込みを語った。公開制作は16日まで。

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