特攻兵器「桜花」 資料展示や映像 24日まで 茨城・鹿嶋
茨城新聞
2025年8月17日

特攻兵器「桜花(おうか)」にまつわる記録を集めた企画展「あの日の記憶 特攻桜花」が24 日まで、茨城県鹿嶋市宮中のミニ博物館ココシカで開かれている。特攻の歴史を伝えようと、同館が毎年8月に実施している。
桜花について、展示パネルは先端部分に大型爆弾を取り付けた機体で、一式陸上攻撃機につり下げられ、空中で離脱して目標へ体当たりする人間爆弾だったと説明。明治維新からの年表や桜花の構造を示す資料が並び、攻撃の映像や生き残った特攻隊員の証言記録などを視聴できる(一部音声なし)。銃後や出征兵士に関する資料もある。
担当者は「歴史を知ることで、平和や命について考える機会にしてほしい」と願う。午前10時~午後4時。入館無料。問い合わせは同館(電)0299(94)8161。