つくば・グルメ冊子第4弾 駅周辺、にぎわい創出へ

茨城新聞
2017年7月21日

つくばセンター地区で公共駐車場を運営する、つくば都市交通センター(つくば市吾妻)が発行するグルメ冊子「つくばぐるめ」の最新号が完成した。つくばエクスプレス(TX)つくば駅周辺の飲食店を紹介する無料の冊子で、同駅周辺のにぎわい創出を目的に作られた。

同センターの職員が取材、編集をしている手作りの情報誌で、発行は今回で4回目。サイズはA4判、オールカラー。12日から同センター事務所のほか、商業施設モグ、キュートに隣接する南1立体駐車場の1、2階エレベーター横などで配布されている。

同冊子のプロジェクトは、2014年秋、同センターの掲示板に同駅周辺の飲食店を紹介しようとスタート。「TXつくば駅とその周辺地域を盛り上げたい」と、同センターの発行物として冊子化が実現した。

制作スタッフは同センターの女性職員計9人。「女性の視点で駐車場を良くしよう!」というプロジェクトチーム、通称「女視プロ」というグループ名で、同メンバーが取材、写真撮影、飲食店への取材交渉や誌面のレイアウトも行う。掲載店は「TXつくば駅の周辺にある店」「ランチメニューがある店」を基準に選んでいるという。

15年3月の創刊号は当初千部発行だったが、好評で増刷が決定し、4500部発行した。メンバーが「駐車場に置くとすぐになくなる」と話すように、続く2号、3号も初版5千部の後それぞれ増刷し、2号が8千部、3号が9千部と、発行ごとに部数を伸ばしている。今回の最新号も初版5千部からスタート。計20ページで、レストランなどの飲食店15店舗を掲載している。

同駅周辺は、今年2月に西武筑波店が閉鎖。跡地の空洞化や中心市街地の集客対策などが課題となっている。編集の取りまとめ役・同センター総務経営部の岩浪尚美さんは「この冊子で、まちの盛り上がりに貢献したい」と話している。

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