かんぴょう全国生産量の9割超 栃木県下野市など4市町19施設で初のスタンプラリー始まる

下野新聞
2025年6月11日

観光・地域振興などのため栃木県が指定する10の「食の街道」の一つ「歴史とロマンのかんぴょう街道」の推進協議会は初のスタンプラリーを開始した。

9月28日までの期間中、下野市と、小山市、壬生町、上三川町の4市町で二つ以上スタンプを集め応募すると、特産品などの賞品が抽選で当たる。

全国のかんぴょう生産量の99%を占める栃木県にあって、下野市を筆頭に4市町の生産量は県全体の約97%に上る。一方で生産者が減少しており、産地の維持が課題だ。イベントを通じて、日本一のかんぴょうの生産地を知るきっかけづくりになればと企画した。

かんぴょうの料理や加工品を扱う会員の19施設にスタンプを設置。各施設や協力機関にある台紙に付いた応募はがきで申し込む。

事務局は「本県が誇る特産品のかんぴょうを多角的に知ってほしい。ファンが増えれば」と参加を呼びかけている。

(問)事務局(栃木県下都賀農業振興事務所)0282・23・3425。

⇒栃木県の名産「かんぴょう」こうやって作られています 発祥の地とされる壬生町で作業