ミシュラン三ツ星レストランが視察 宇都宮市のいちご農園「思っていた以上にこだわっている」

下野新聞
2025年5月22日

ミシュラン三つ星18年連続のレストラン「ガストロノミー“ジョエル・ロブション”」(東京都目黒区)のエグゼクティブシェフパティシエ髙橋和久氏(45)ら4人のパティシエが20日、宇都宮市平出町のイチゴ農園「ハート&ベリー」(野口圭吾社長)を視察した。

店で昨年12月から、ハート&ベリーのイチゴを本格的に使っていることから、栽培環境や方法を知る目的で来園した。

髙橋氏は「産地を知ることで材料をもっと大切に使おうという気持ちになれる。お客さまにも単に『とちあいかです』と言うより、『野口さんという人がこだわりを持って作っているものです』と言うと喜んでもらえる」と強調した。

野口社長は、電解水により農薬を極力減らし、8種の液肥などを適宜与えることにより、バランスのよい酸味と甘み、鮮やかな赤色、日持ちのよさにこだわっていることを説明した。

髙橋氏は「思っていた以上にこだわっていることが分かった。知らなかったことをたくさん教えてもらい勉強になった」と話した。

⇒日本国内初の「ミシュランキーホテル」発表 栃木県内から選ばれた4施設はどこ?

地図を開く 近くのニュース