カジュアルでおしゃれなフランス料理を楽しめるカフェ 群馬・前橋市の中心街に期間限定でオープン

上毛新聞
2025年4月24日

カジュアルなフランス料理を楽しめるカフェ「ikoi(いこい)」が29日まで、群馬県前橋市千代田町のまちなか工房「CHU―BORN」に期間限定でオープンしている。季節の彩りと味わいが特徴で、幅広い客層が足を運んでいる。

シェフの木村渓二郎(けいじろう)さん(33)と妻の風夏さん(26)は共に前橋市出身で、夫婦で切り盛りする。少しでも多くの人に同店と料理を知ってもらう機会になればと4月の約1カ月間、まちなか工房への出店を決めた。

渓二郎さんは2011年から東京ディズニーリゾート内にある二つのホテルで修業後、2018年に地元に戻り、いずれも前橋市内にあるレストラン「朔詩舎」や群馬県庁内の「ヴォレ・シーニュ」などで研鑽(けんさん)を積んできた。

フランス料理の技法をベースに色鮮やかな料理が特徴で、見た目も味も楽しんでもらおうと工夫を凝らす。群馬県産の食材を中心に、一番良いと思う旬のものを選ぶなど素材にもこだわる。野菜のみならず魚も旬のものをさばく。魚のあらや骨でだしを取ってソースを作るなど、食材の無駄が出ないよう心がける。

ランチは、ワンプレート料理(肉、魚それぞれ1200円)をはじめ、フランスのカフェの定番クロックムッシュ(800円)、食パンかベーグルを選べるサンドイッチ(同)、スパイスカレー(1000円)などをそろえる。食材によりメニューを変更する場合もある。

肉のワンプレートの一例(写真はいずれも公式インスタグラム)

午後2時以降のカフェタイムではシェフ手作りのデザートを用意し、バスクチーズケーキ、ガトーショコラ、カラメルプリン(各種300円)を提供する。コーヒーは群馬県の東部にある千代田町の専門店「HIRAKU COFFEE」から仕入れ、1杯ずつハンドドリップする。そのほかにソフトドリンクなどもある。

シェフ手作りの各種デザート

店内はテーブル席が三つで座席数は7。木村さん夫妻は「お一人さまでも、大切な誰かとご一緒にでも、ふらっとお立ち寄りいただき、当店の料理をぜひお楽しみください」と話している。

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ikoi
▼住所
前橋市千代田町2-8-14 まちなか工房「CHU―BORN」
▼時間
ランチ:午前11時~午後2時半(ラストオーダー同2時)、カフェ:午後2~5時(同4時半)
▼定休日
木曜
▼公式インスタグラム
https://www.instagram.com/__ikoi__/