鮮やか2000株寒ボタン見頃 乗附町の観光農園(群馬・高崎市)
上毛新聞
2025年4月24日

群馬県高崎市乗附町の観光農園「寒ボタンと西洋シャクヤク園」が19日開園し、ピンクや赤、白の寒ボタンが見頃を迎えている。小鳥がさえずる自然豊かな丘陵地に、40種類2千株の寒ボタンが咲き誇り、来園者を楽しませている=写真。
同園は、元農家の山田一男さん(80)、伯子(のりこ)さん(82)夫妻が管理する。東日本大震災による原発事故を機に、山田さんは野菜畑だった同園に花を植えるようになった。事故前に東北旅行で出合った寒ボタンに感動し、栽培法を学び14年間にわたって育て5年前から一般公開している。
山田さんは「珍しい寒ボタンも見どころ。美しい花々を楽しんでもらえたら」とアピールする。
75種千株のシャクヤクは5月上旬に咲き、同月末まで開園予定。少林山通りと県立高崎特別支援学校近くに案内看板がある。午前10時~午後5時。入園料は500円、小学生300円。問い合わせは同園(☎090-2240-0090)へ。