大相撲「宇都宮場所」に満員札止め4500人 豊昇龍、大の里…地元出身の若ノ勝に大声援
下野新聞
2025年4月21日

大相撲の春巡業「宇都宮場所」が18日、栃木県宇都宮市の宇都宮市体育館(ブレックスアリーナ宇都宮)で行われた。
「満員札止め」となる約4500人が駆け付け、横綱・豊昇龍や、3月場所で宇都宮市出身力士としては84年ぶりに十両に昇進した若ノ勝らの力強い取組に熱い声援を送った。
宇都宮は初代横綱・明石志賀之助の生誕地で、市内での巡業は6年ぶり。この日は公開稽古に始まり、県内の相撲少年の立ち合い体験、相撲の禁じ手をユーモアたっぷりに披露する「初切(しょっきり)」など、本場所では見られない出し物で来場者を楽しませた。
取組で、凱旋の若ノ勝は突き出し勝ち。県産イチゴ1パック半を食べて挑んだといい「(歓声を受け)本当にうれしいし、ありがたい」と感謝した。
豊昇龍と大関・大の里による結びの一番は、すくい投げで豊昇龍に軍配。矢板市出身の序二段・千代福、那須烏山市出身の三段目・小力は共に寄り切りで勝った。
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