日光市、那須塩原市の境にある黒滝が氷結 寒波の影響で「長持ち」見られる時期は長め

下野新聞
2025年2月22日

全国的に厳しい寒さが続く中、栃木県日光市、那須塩原市の市境にある黒滝が氷結し、自然の造形美を見せている。

黒滝は鶏頂山の北西部に位置し、日塩もみじラインから赤川の源流部へ約1.5km歩くとたどり着く。黒滝などで氷瀑観賞ツアーを主催する「日光ジャンボ」(日光市久次良町)の関根宣行代表(42)によると、1月上旬には部分的に氷結していた。

20日の滝周辺は、今月のまとまった降雪で1m近く雪が積もっていた。青空がのぞくと幅約15m、落差約20mの氷のカーテンが陽光に浮かび上がった。関根代表は「今年は寒波のおかげで氷が長持ちしている。3月上旬まで楽しめそう」と話した。

宇都宮地方気象台によると、同日の県内の最低気温は真岡が氷点下9度、宇都宮は氷点下5度となるなど全14観測地点のうち4地点で今季最低を記録した。

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