全国の名工や若手が創作こけし120点 群馬・渋川市で美術展

上毛新聞
2024年11月2日

第30回全国創作こけし美術展in渋川(群馬県渋川市、市教委主催)が10月30日、渋川市民会館で始まった。各地の作家44人が新作や逸品を計120点出品した。作家ごとの創造性や趣向が存分に表れた作品がずらりと並んでいる。5日まで。

現代の名工に選ばれた熟練作家から若手まで県内外の作家が、大小さまざなな作品を持ち寄った。県外から3人が初出品した。どの作品もミズキやケヤキなどを素材とし、形や色彩、表情を自在に作り上げている。

初回からの出品者で、渋川こけし人形会代表の藤川正衛さん(82)=同市赤城町持柏木=は、今年の出品傾向について、「あどけなさやかわいらしさといった、こけしの原点を感じさせる作品が目立つ」と話している。

午前9時~午後5時。入場無料。3日は午前10時と午後1時半の2回、無料の絵付け体験会を開く。各回先着20人で、人形会の作家の指導を受けられる。問い合わせは市教委生涯学習課(☎0279-22-2500)へ。