宇都宮大学生協にベーカリーコーナー登場 焼きたてパンがこんなに安く…学生から絶賛の声

下野新聞
2024年10月22日

宇都宮大生協は15日、焼きたてパンを提供するベーカリーコーナーを宇大峰キャンパスの峰食堂部にオープンした。学生支援と食品ロス削減が狙い。宇大オリジナルパンも並び、学生たちは「割安だし、めちゃくちゃおいしい」と喜んでいる。

宇大生協はこれまで外部から仕入れた約20種類、200~300個のパンを毎日提供していた。講義内容などで学生、教職員の数が変わるため需要予測が難しく、売れ残って廃棄処分する日もあった。

食品ロスを減らすため宇大生協は大手製パン業「山崎製パン」に協力を仰ぎ、食堂部内に本格的な専用オーブン3台を持つパン工房を設置。臨機応変に需要に対応することにした。食堂部のスタッフ6人が山崎製パンで2週間研修を受け、オープンに備えた。

宇大オリジナルキャラクター「宇~太(うーた)」をモチーフにした、「つぶ」と「こし」の2種類のあんパンも開発した。いずれもキャラクターの焼き印が印字されている。このほか塩パンやメロンクロワッサンなど約30種類、1日1200個程度まで製造できる。

価格は1個120~300円と市場価格より安価に設定し、経済面でも学生を支援する。

27日まではプレオープン期間で1日200~300個を製造し、峰食堂部のみで販売。28日のグランドオープン後は峰キャンパス購買書籍部と、陽東キャンパス購買書籍部でも販売する。

15日は開店前から学生が並ぶ大盛況。学生からは「宇~太のぱんは、甘くておいしい。ほかのも全部食べてみたい」「パニーニは出来たてで温かく、ボリューム感もあって満足。このクオリティーで200円は安い」といった喜びの声が上がった。

宇大生協の島田祐一専務理事(46)は「これからは農学部とコラボした食材を使用したり、ハロウィーンなどイベント対応のパンも作っていきたい。始業前にも開店し、学生の朝食にも応えたい」と意欲的だ。

⇒人気ベーカリー「ペニーレイン」が宇都宮市に新店舗オープン 初のジェラートコーナーも

地図を開く 近くのニュース