《釣り》秋の定番 涸沼川のハゼ 延べざおで楽しむ 大貫橋周辺-広浦公園 茨城

茨城新聞
2024年10月19日

今回は秋の定番、茨城県の涸沼、涸沼川ハゼ釣りに何年かぶりで行ってきた。9月も暑い日が続いたが、釣行した日も秋らしさは全く感じられない日だった。

午前7時過ぎ、まずはどこでさおを出すか悩みます。地元を知り尽くしたベテランの方々にあやかろうと思い、涸沼自然公園の方から広浦公園-涸沼川(大貫橋-涸沼川橋)を見て回った。すでに腰を据えてさおを出している人が多く、まずは車も止めやすい人気ポイントの大貫橋周辺でスタートだ。

今回、私はアジングロッドと言われるルアーざおで釣った。本日のポイントはちょっと長めの延べざおでも十分届くぐらいの距離だったので、場所によっては延べざおでも十分楽しめるはずだ。餌はジャリメがいいが、細めのアオイソメや虫餌が苦手ならばマルキュー「ハゼホタテ」でもいい。

ハゼ

初めは中通し仕掛けで手前の隠れ消波ブロック周辺を振り込む感じに探ってみた。しかしアタリ自体少なく、周りを見ても魚の気配を感じない状況が続くかと思われたが-。

ついにビンビンとアタリが来た! と思ったらシマイサキ。その後小さいアタリはあったが針掛かりせず、根掛かりが頻発。魚を見るより仕掛けの交換に忙しい状況だった。

シマイサキ

根掛かりしやすいポイントでは、予備の仕掛けや針を多めに持参した方がよいだろう。リール付きのさおより延べざおの方が効果的だと思う。昼休憩を挟んで午後は広浦公園に移動した。

涸沼川と比べ根掛かりも少なく、てんびん仕掛けに交換して午前のうっぷんを晴らすかのように右に左に遠投した。しかし、いくら飛ばしても遠めではアタリがない。

シマイサキを釣った涸沼川の消波ブロック=茨城町

内心「今日は駄目か」と思いながら、仕掛けを抜き上げようかと思うぐらい手前まで巻くと、重りがちょっと引っかかる掛け上がりのポイントがあり、そこでアタリ。上げるとようやく本命のハゼ。その後は無理に遠投せず、手前の掛け上がりを集中的にゆっくり誘うと、サイズはあまり大きくなかったが連続でヒットし、一日中楽しめた。(上州屋牛久店・池沢豊)

■涸沼、涸沼川での釣りには遊漁券(1日600円、75歳以上、小学生以下は無料)が必要。