3神社連携、御朱印巡り 見る角度で絵柄変化 茨城・高萩、日立
神の使いとされ、縁起が良い動物「神使(しんし)」がいる茨城県北3神社が連携し、「神使三社巡り御朱印」の頒布を始めた。参拝者は各社を巡り、それぞれの神使が描かれた御朱印を集め、専用の台紙に貼っていく。全てそろえることで、3社は「神の使いが神様に願い事を伝え、大願成就する」としている。
同御朱印は神社を起点とした県北の地域活性化を図るのが狙い。いずれも禰宜(ねぎ)で高萩八幡宮(同県高萩市安良川)の鈴木誠人さん(28)、御岩神社(同県日立市入四間町)の大塚航平さん(28)、助川鹿嶋神社(同鹿島町)の臼井強さん(36)が企画した。
参拝者はいずれかの神社で専用台紙と御朱印を受け、台紙に日付と印を押してもらってスタート。その後、残る2社も巡拝し、御朱印をそろえていく。
御朱印は見る角度によって絵柄が切り替わるのが特徴。「白蛇」(高萩八幡宮)、「龍」(御岩神社)、「鹿」(助川鹿嶋神社)といった各神社の神使と力強く書かれた神社名が現れる。ご神木など各神社の特徴も盛り込まれている。企画した3人によると、神社が共同で、絵柄が変わる御朱印を頒布するのは全国初という。
初穂料は計3600円で、頒布は12月31日まで。3社は来年以降も毎年絵柄を変えながら御朱印巡りを続けていく予定。
3人は「御朱印をきっかけに県北に足を運んでもらい、地域の魅力を知ってもらえれるとうれしい」と声をそろえた。
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