「世界一小さな本屋」ギネス認定 群馬・前橋市
上毛新聞
2023年12月31日
群馬県前橋市小屋原町の電気工事業、ソウワ・ディライト社長の渡辺辰吾さん(47)が制作した本屋「tiny tiny bookstore(タイニータイニーブックストア)」が、ギネス世界記録の「世界一小さな本屋」に認定された。床面積1.246平方メートルで、子どもが入れる程度。23日には、ギネスの公式認定員も訪れて認定式が開かれた。
本屋は、同社敷地内にある地域開放型の公園の一角に設置されている。同市の三夜沢赤城神社のスギを使って制作。宇宙や微生物など、子どもの好奇心をかき立てるような書籍をそろえている。
渡辺さんが「大人が子どもの興味をそぐという行為を何度も目にした」経験から、「子どもしか入れない大きさにすれば良い」と感じて制作したという。
ギネス世界記録公式認定員の立ち会いの下、正式な測量を経て認定が決まると、大きな拍手が沸き起こった。渡辺さんは「子どもたちにとって一つの本との出合いが、人生にとってより良い可能性や縁につながれば」と喜びを語った。