階段彩るひな人形 大子

茨城新聞
2017年2月27日

奥久慈に春を告げる「百段階段でひなまつり」が26日、大子町大子の十二所神社参道の階段で開かれた。赤いじゅうたんが敷かれた階段は約千体のひな人形が並ぶ「100段飾り」になり、多くの観光客が壮観な眺めを楽しんだ。

同日は朝から大勢の人たちが詰め掛けた。階段の下には約200メートルもの行列ができるほどで、午後になっても列は途切れなかった。訪れた人たちはゆっくりと階段を上がり、立ち止まりながら、ひな人形に見入っていた。家族4人で訪れた水戸市の中学1年、福原陸斗さん(13)は「立派なひな人形でびっくりした」、妹の小学5年、花梨さんも「豪華できれいだった」と話した。

このほか、同日、同神社で結婚式を挙げた根本達浩さん(31)、智美さん(29)夫妻が近くの通りで花嫁行列を繰り広げ、沿道の人たちから「おめでとう」と、祝福の声を掛けられていた。

町文化福祉会館では、町内で作られたさまざまなアップルパイが売られ、売り切れとなる人気だった。 

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