福田屋鹿沼店のフードコートが新装オープン 人工芝敷きエリアに厳選食材のベーカリーも
福田屋百貨店(栃木県宇都宮市戸祭元町、福田宏一社長)は29日、鹿沼市東末広町の鹿沼店の1階フードコートをリニューアルオープンする。子ども連れなどの若い世代を誘客しようと、人工芝敷きの飲食スペースやオリジナルのベーカリー店を設ける。
鹿沼店は1989年に開業。同社によると、客層は70代などシニアが多く、休日の来店客数は平日と同様となっている。市内では新興住宅地の開発などで20~30代の移住者も増えているが、顧客として若い世代を取り込めていないとして、リニューアルを決めた。休日の集客などにつなげる考え。
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新フードコートの名称は「ピクパーク」。テーブルや椅子に加えて、靴を脱いで床に座って飲食できる人工芝敷きのピクニックエリアと、子どもを遊ばせながら、芝生の周りにあるベンチシートで食事もできるキッズエリアを設ける。
また、高級食パン専門店「記憶に刻め」などを運営するストロイエ(大田原市美原1丁目)と共同で開発したベーカリー「3匹のふくろう」を開店する。福田屋百貨店のバイヤーが厳選した県内外の食材を使い、約60種類の総菜パンを並べる。ベーカリーカフェもオープンする予定。
同社の担当者は「鹿沼店を、新しく鹿沼に住んだ若い世代が休日に利用したくなる店にしたい」と話している。