伊参スタジオ映画祭 岡本玲さん津田寛治さんがゲスト「聖地」体育館で上映(群馬・中之条町)

上毛新聞
2023年11月14日

第22回伊参スタジオ映画祭(同実行委員会主催、中之条町、上毛新聞社共催)が18、19の両日、群馬県中之条町の伊参スタジオ公園体育館で開かれる。歴代のシナリオ大賞を受賞した“伊参出身”の監督作品や、映画祭ゆかりの作品を中心に計9作品を上映。「茶飲友達」主演の岡本玲さんや、「Yokosuka1953」(木川剛志監督)でナレーションを務めた俳優の津田寛治さんらがゲストで登場する。

コロナ禍では密を避けるために別会場で開かれていたが、ファンからは「聖地」との呼び声が高い体育館で4年ぶりに開催する。初日は、2005年にシナリオ大賞を受賞した外山文治監督の話題作「茶飲友達」や、「あのこを忘れて」(谷口雄一郎監督)、「ロストケア」(前田哲監督)など計4本を上映する。2日目は、20年のシナリオ大賞作品「冬子の夏」(煙山夏美脚本)をアンコール上映。映画祭のフィナーレとして、新海誠監督の初期の名作といわれる「秒速5センチメートル」、映画祭の原点として知られる山崎まさよしさん主演の「月とキャベツ」(篠原哲雄監督)を続けて上映する。

映画祭実行委員長の岡安賢一さん(43)によると、恒例だった手作りのカレーや、校庭で作ったキャベツの提供も復活するという。「中之条らしい、温かな交流が育める映画祭が戻ってきた。ぜひ会場で、みんなで映画を見るというかけがえのない体験を味わってほしい」と話した。

いずれも午前9時半開場。前売り券千円、当日券1500円。問い合わせは中之条町観光商工課(☎0279-75-8848)へ。

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