名古屋の総菜店まつおか初出店、高崎高島屋（群馬）が食品フロア刷新　全国老舗の味並ぶ

高崎高島屋（群馬県高崎市旭町）は、地下1階の食料品フロアを改装した。全国の主要な百貨店に展開する名古屋発祥の総菜店「香豚煮本舗　まつおか」が県内初出店。全国の老舗、名店の品をセレクトした「味百選」「銘菓百選」のコーナーを刷新した。

まつおかは、店内の厨房で調理し、出来たてを提供する。1番人気が群馬県産の生芋こんにゃく。豚肩ロースを煮込んだ香豚煮や里芋のコロ煮などのほか、手羽先の甘辛揚げ、どて煮、味噌（みそ）ヒレ串カツといった名古屋名物をそろえる。

同社営業本部の田中学課長（43）は「人気商品のこんにゃくの生産県に出店できて感慨深い。皆さんに味わってもらいたい」と話した。市内の戸塚ゆかりさん（58）は「おいしそうな総菜ばかり。利用していきたい」と期待した。

「味百選」「銘菓百選」のコーナーでは品ぞろえを見直し、「道頓堀今井」のきつねうどん、「銀座菊廼舎（きくのや）」の江戸菓子盛り合わせなどを新規で扱っている。

高崎高島屋は8月から全館改装を進め、紳士服やリビング、子ども服の各フロアで新ブランドを出店。今回の食料品フロアで完了した。