真壁のひなまつり支局 読書するひな人形
茨城新聞
2017年2月7日
「真壁のひなまつり」が開催中の桜川市真壁地区にある真壁図書館の入り口で、読書にいそしむひな人形が飾られ、訪れた観光客が「かわいい」と次々に写真に収めている。
10体のひな人形が持つ本は、職員が紙で手作り。表紙には古今和歌集や土佐日記、源氏物語、竹取物語などタイトルが書かれ、本の中に文章も印刷されているこだわりようだ。書棚に飾ったひな人形の背後には千代紙を貼り、豪華さを出している。
同館の潮田昭彦さんは「図書館らしい飾りということで、本を持たせようと案が出た」と話す。ひな人形の隣の書棚に本物の源氏物語などを置くと、早速借りていく人もいたという。
図書館が入る真壁伝承館は旧真壁中央公民館などの後継施設として建設され、2011年9月にオープン。本館やホール、歴史資料館、図書館の複合施設となっている。図書館には約1万5千冊の蔵書があるほか、旧真壁町出身の直木賞作家、海老沢泰久さんが執筆活動した家具を展示しているコーナーもある。
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