恋瀬川流域の魅力発信 真言宗3寺院が「霊場会」 茨城
茨城新聞
2023年9月28日
弘法大師(空海)の生誕1250年を記念し、茨城県の石岡市とかすみがうら市の恋瀬川流域にある真言宗の三つの寺が「恋瀬川霊場会」を発足させた。
サイクルツーリズムと御朱印人気を組み合わせ、恋瀬川沿いの風景や歴史の魅力を発信しようと企画された。札所の一番が文殊院(かすみがうら市下志筑)、二番が阿弥陀院(石岡市半田)、三番が観音寺(同市下林)。各寺では本尊と弘法大師の2種類の御朱印を用意し、トイレ休憩などの便宜を図る。
寺はいずれも恋瀬川サイクリングコース沿いにあり、徒歩でも半日ほどで回れる距離。発起人の文殊院の住職、黒沢彰哉さん(70)は「恋瀬川サイクリングコースは半世紀以上の歴史があるが、近年の自転車ブームの中では存在感がない。地元の取り組みで県を代表するコースとして復活させたい」と期待する。