コンニャクの豊作祈る 諏訪神社で大黒天祭 下仁田

上毛新聞
2017年1月21日

コンニャクの豊作を祈念する「こんにゃく大黒天祭」が19日、下仁田町下仁田の諏訪神社で開かれた。生産者や町民が今年のコンニャク価格向上や業界の繁栄を願った。
重さ約15キロのコンニャクイモを供えた祭壇の前で祝詞を上げ、参列者が玉串をささげた。神事後にこんにゃくのみそ田楽200本が振る舞われた。
落語家で県観光特使の林家つる子さん(高崎市出身)が高座に上がり、落語や踊りを披露した。
町蒟蒻(こんにゃく)消費拡大推進協議会の小山淳旨会長は昨年のコンニャク生産について、大きな天候被害がなく順調な生育だったとする一方、低価格で生産者にとっては厳しい年になったと振り返った。「こんにゃくは近年、低カロリーで世界的に人気が出ている。今年は業界が潤う年になってほしい」と話した。
祭りは県蒟蒻原料商工業協同組合や町など6団体が1980年に始め、今年で38回目。