力強いおはやしや太鼓、世良田小唄… 4年ぶり世良田祇園まつり、2000人でにぎわう 群馬・太田市

上毛新聞
2023年7月27日

無病息災や家内安全を願う群馬県太田市の夏の風物詩、世良田祇園まつりが22日、同市の世良田公園で4年ぶりに開かれ、約2000人の来場者でにぎわった。

和太鼓や三味線の演奏が披露された後、地区ごとの7台の屋台が会場に引かれ、おはやしが笛や太鼓を力強く鳴らして競演した。地元住民が地域で受け継がれる世良田小唄を合唱し、踊って会場は一体感に包まれた。最後は花火が打ち上げられ、夜空を彩った。

世良田祇園まつり実行委員会の相沢邦衛会長は「暑さの中、人が集まるか不安だったが、こんなにも盛り上がるとは思わず感無量」と笑顔を見せた。

同実行委によると、まつりは「上州三大祇園祭」の一つに数えられ、450年ほど前から行われていたとの記録がある。

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