栃木・大田原の特産スイカ「与一西瓜」収穫進む 糖度の高さとみずみずしさが特長

下野新聞
2023年7月14日

栃木県大田原市佐久山地区の地域ブランド「与一西瓜(よいちすいか)」が収穫シーズンを迎えている。完全露地栽培で、糖度の高さやみずみずしさが特長。同地区の農家3軒が生産している。

同市藤沢、高橋博幸さん(52)方では3ヘクタールで作付け。13日は高橋さんら8人が収穫や出荷作業を手分けして行った。8~10キロになる大玉をリレー方式で軽トラックに積み込み、作業場で与一西瓜のシールを貼るなどした。

⇒最下位だけど「食べ方が上品」 スイカ早食いに挑戦した那須どうぶつ王国のカピバラ「コハル」

雨の影響を大きく受けることなく、形、味とも良質なスイカに育ち、糖度も13~14度になる。

生産農家が減少する中、高橋さんは「できる限り、与一西瓜をみなさんに伝え続けたい」と話した。

同市南金丸の道の駅那須与一の郷は15~17日、与一西瓜を販売する「与一すいか祭り」を開くほか、市内の一部直売所も販売する。

⇒栃木の名産地「ぶどう団地」に収穫シーズンがやってきた 直売で多品種の食べ比べも