偕楽園「迎賓館」 もてなしの場に活用へ 結婚式や国際的会合 水戸、オープニングセレモニー

茨城新聞
2023年5月20日

偕楽園拡張部の月池(水戸市千波町)のほとりに完成した「The迎賓館 偕楽園 別邸」のレストランとカフェが19日オープンした。同館は民間資金を活用する制度「パークPFI」を導入した県による県内初の施設。日本三名園の景観を生かし、結婚式や国際的な会合など、もてなしの場としての活用を見込む。

運営は、ブライダル事業などを各地で展開するアイ・ケイ・ケイ(佐賀県伊万里市)を代表とした共同事業体が担う。レストランとカフェ以外は4月に開業した。

施設は地上2階建て。延べ床面積2768平方メートル、総工費約17億円。2階は演奏会もできるチャペル、1階は披露宴にも活用できるレストランがあり、それぞれガラス張りが大きな特徴。好文亭や月池などのほか、偕楽園の四季折々の自然を眺めることができる。

同社によると、チャペルの利用は、年内はほぼ予約で埋まっている。レストランは一部予約制、カフェは予約なしで利用できる。