アートと生活が一体化　「まえばしガレリア」で内覧会　7日にプレオープン　群馬・前橋市

アートギャラリーや住宅などが入る複合施設「まえばしガレリア」の内覧会が6日、群馬県前橋市千代田町の同所で開かれた。施設やメディアの関係者約300人が箱型の壁面に緑の葉が垂れ、自然と建物が調和した施設を見て回った。7日にプレオープンする。

施設は旧「Ｑのひろば」跡地に建設。4階建てで、1階にはギャラリー2軒が入り、今月末にフランス料理店が開店する。2～4階は分譲住宅で、アートと生活が一体化した作りとした。徒歩圏内に美術館「アーツ前橋」や現代芸術をコンセプトとする「白井屋ホテル」があり、アートと融合した街づくりが進む。

施設を管理運営するまちの開発舎の橋本薫代表（45）は「創造力を駆り立て芽吹かせ、新しいライフスタイルを体現する場にしていきたい」と力を込める。敷地を活用したイベントの展開も検討する。

「まえばしガレリア」のギャラリーの観覧は無料。ギャラリーの1区画には「タカ・イシイギャラリー」（石井孝之代表）が入り、もう1区画では前橋市出身の塩原将志さん（60）ら4人のアートディレクターが交代で作品を紹介する。

現在の展示は7月8日までで、2カ月ごとに作品を入れ替える予定。営業時間は午前11時～午後7時。定休は月、火曜と祝日。