栃木・市貝の名所でシバザクラ見頃　20万株が織りなす壮観パッチワーク

栃木県市貝町の人気観光スポット、見上（みあげ）の町芝ざくら公園で５日、「芝ざくらまつり」が開幕した。約20万株が既に七分咲きの見頃を迎えている。

濃淡のピンクや白、青に咲き分けた４種が約1.8ヘクタールの緩斜面をパッチワークのように染めている。この日は朝から多くの客が訪れ、写真を撮りながらゆっくり散策を楽しんでいた。

「初めて訪れた」という福島県白河市、斉藤和身さん（68）、礼子さん（66）夫妻は「思った以上にすごかった。香りもいい」と弾んだ声で口をそろえた。

園を管理する「芳那の水晶湖ふれあいの郷協議会」の石川紀雄会長（72）は「こんなに早いのは初めて。今週末にはほぼ満開で、20日ごろまでがピーク」と話した。