ブリュナエンジン 復元機公開始まる 富岡製糸場
上毛新聞
2016年12月5日
富岡市は3日、世界遺産の富岡製糸場で、草創期に使われた蒸気機関「ブリュナエンジン」の実物大復元機の公開を始めた。復元した富岡商工会議所や市の関係者らが展示施設前でテープカットし、蒸気を使って巨大なフライホイール(直径2・5メートル)を動かした。
エンジンは同商議所工業部会が「富岡の工業界のシンボルに」と、2012年から復元に取り組み、昨年12月に完成した。市が文化庁の許可を得て、製糸場内で公開することが決まった。エンジン製作委員会の野口十九一委員長(72)は「近代産業発祥地の富岡の技術者が造ったエンジンが製糸場に設置され、ほっとしている。多くの人に見てほしい」と話した。
市は土・日曜、祝日の午前10時半ごろから4時間ほど、工業部会の協力で復元機を稼働させる予定。
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