森に甘い香り、ヤマユリ見頃 行方
茨城新聞
2016年7月20日
行方市井上の里山「山百合の里」でヤマユリが見頃を迎えている。荘厳な美しさから“森の貴婦人”と称されるヤマユリが、森に甘い香りを漂わせている。
里山は、市民団体「井上山百合の会」(関野とよ子会長)が近隣の西蓮寺などと協力して整備。「第19回ふるさと山百合まつり」が24日まで開催中で、山の斜面に自生する約2万本のヤマユリを一目見ようと観光客が訪れ、遊歩道を散策しながら写真を撮るなどして楽しんでいる。期間中は、あずまやで麦茶やゆでたジャガイモのサービスも。ユリ根を使った「ゆりね弁当」「ゆりね和スイーツ」も販売している。
稲敷市から友人と訪れていた女性は「のどかな自然でゆっくり花を楽しめて幸せ」と笑顔で話していた。
同会によると、ヤマユリはまつり期間中は楽しめるという。入山には里山保全活動賛助金300円が必要(高校生以下は無料)。問い合わせは市観光協会(電)0299(55)1221。
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