茨城の観光ルート開拓へ 中国の旅行会社幹部ら視察

茨城新聞
2016年5月31日

茨城県を中心とした新たな観光ルートを開拓しようと、中国の旅行会社の幹部社員たちが来県し、30日に笠間市の笠間稲荷神社やひたちなか市の「おさかな市場」などを視察した。

茨城空港に就航する中国・深セン(しんせん)線を活用したモデルコースを考案し、中国観光客に発信することが狙い。地元の人との交流や体験などをテーマにした茨城の魅力を盛り込み、中国人観光客に人気が高い北海道、東京と組み合わせた旅行ツアーを企画する予定という。

中国の旅行会社から5人が29日に来県し、水戸市の偕楽園や水戸駅周辺の商業施設などを巡った。30日は笠間市の笠間稲荷神社や笠間焼での茶の湯などを体験した後、おさかな市場を訪れて新鮮な魚介類などを堪能した。中国では魚市場は人気スポットといい、男性幹部の一人は「品物が豊富で新鮮。お店の人の愛情にも感激した」と話した。

一行は今後、北海道や東京を視察し、6月4日に茨城空港から帰国する予定。他の男性幹部らは「中国では知られていない、素晴らしい多くの場所を知ることができた。大きな収穫」「中国に帰ったら自然、食、伝統文化など茨城の良さを伝えたい」などと話した。

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