水戸駅南口テナントビル 商業施設が来春開業 ダイエー子会社出店

茨城新聞
2016年2月23日

家電量販店が昨年5月に撤退し、大規模テナントが空いた状態のJR水戸駅南口の商業ビル「水戸サウスタワー」について、2017年3月の開業を目指して複合商業施設が入居することが22日、分かった。出店するのはダイエー子会社で全国に商業施設を展開するOPA(オーパ、千葉市)。県都の経済活性化に向け、駅前ビルの〝空洞化〟の解消は懸案の一つになっていた。

OPAは18日、同ビルを所有するサムティ(大阪市)との間で、建物の定期建物賃貸借予約契約を締結した。サムティは早ければ3月にも、家電量販店が入居していた3~9階部分の改修工事に着手し、今夏をめどに本契約にこぎ着けたい考えだ。
1~2階の駐車場と、現在も営業している10~12階の飲食店、エステ店、英会話スクールなどは、これまで通り継続する見込み。
OPAは都内のほか、さいたま市や大阪市、神戸市など全国の主要都市で複合商業施設「オーパ」を9店舗展開する。同ビルでも女性や若者向けブランドの衣料品、雑貨販売などを中心に、複数の専門店で構成する商業施設の運営が見込まれる。
同ビルは08年11月、家電量販大手のヤマダ電機を核テナントに開業した。鉄骨鉄筋12階建てで、延べ床面積は約2万3900平方メートル。水戸駅南口のペデストリアンデッキに直結する立地を武器に、電車やバス利用客を主なターゲットとして営業してきた。
しかし、ヤマダ電機は15年5月に撤退。上層階の飲食フロアを残し、〝空洞化〟した状態が約9カ月間続いていた。特に、水戸駅前は「LIVIN(リヴィン)水戸店」や「MIMO(ミーモ)」など大型商業施設撤退が続き、中心市街地の活性化は喫緊の課題となっていた。
こうした中で、新たな商業施設の開業は地域活性化に大きな期待が掛かる。
今回の出店を受け、水戸市の高橋靖市長は「歓迎したい。街の活性化に向けて情報交換できれば」と期待。駅前商業ビルの空洞化が解消されることに安堵(あんど)しつつ「若い人たちが集まるのにいいかもしれない」と喜んだ。

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