《近県・東京ナビ》真田氏発祥の地・上田 大河効果で観光誘客 歴史知りドラマ楽しむ

上毛新聞
2016年1月18日

戦国武将の真田氏発祥の地として知られる長野県上田市。10日に始まったNHK大河ドラマ「真田丸」を観光振興につなげようと、市内の至る所にPR用ののぼり旗や横断幕が掲げられ、盛り上がりをみせている。“真田丸フィーバー”に沸く同市を訪ねた。

最初に向かった上田城跡は広大な公園として整備され、城跡には復元された本丸の櫓(やぐら)3棟と石垣が残っている。城門をくぐると、正面に歴代城主を祭る真田神社がたたずみ、参道には、幸村のかぶとを再現したみこしが飾られていた。
城跡の隣接地には「真田丸大河ドラマ館」があり、17日のオープンに向け、着々と準備が進められていた。上田観光コンベンション協会の我山幸子さん(41)は「大河効果で週末を中心に多くの観光客が訪れている。間もなくオープンするドラマ館も楽しみにしてほしい」と話す。
次に向かったのは城跡から東に約700メートル離れた「池波正太郎真田太平記館」。真田太平記は幸村と父・昌幸、兄・信之の3人の一生を描いた小説で、真田丸にも共通する部分が多く、大河ドラマの予習にも最適だ。館内には、真田氏の歴史や一族について紹介する映像や史料がずらりと展示されている。
開催中の企画展「池波作品の舞台を歩く」(2月28日まで)では、本県の沼田城、名胡桃(なぐるみ)城、岩櫃(いわびつ)城の3カ所を含む真田氏ゆかりの史跡も紹介されている。竜野秀一館長(54)は「真田氏の物語は何度もドラマ化されている。真田氏の歴史を知っていれば、真田丸をより楽しめる」と教えてくれた。
中心商店街を抜け、上田駅前広場に出ると、イルミネーション「信州上田灯(あか)りの祭典」(2月29日まで)が行われていた。真田氏をイメージした赤色と緑色の電飾やライトが交互に点灯し、駅周辺を鮮やかに照らしている。広場の片隅には幸村の騎馬像があり、躍動感あふれるその姿が上田市の今を象徴しているようだった。

【メモ】上田城跡は上信越道上田菅平インターチェンジから車で約10分。池波正太郎真田太平記館(☎0268・28・7100)の開館時間は午前10時~午後6時。観覧料は大人300円、高校・大学生200円、小中学生100円。イルミネーションの点灯時間は午後5時~10時。

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