フクロウ像をすす払い 常陸大宮市・鷲子山上神社

茨城新聞
2015年12月16日

 フクロウの神社として知られる常陸大宮市の鷲子山上(とりのこさんしょう)神社(長倉樹宮司)で15日、すす払い行事があり、神社のシンボルでもある約3メートルのフクロウ像をはらい清め、新年に備えた。
 すす払いは宮司や氏子らが、ササを付けた長さ3~5メートルの竹ざおで、今年のほこりを落とした。本殿や山門なども清め、長倉宮司は「1年の嫌なものを払い、来年は苦労がなくなるように願って行った」と話した。
 同神社は苦労がない「不苦労」の意味を込め、あちこちにフクロウ像が設置され、大フクロウ像は、その象徴になっている。氏子らと一緒にすす払いした参拝客は「自分の汚れも落としたよう」と喜んだ。

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