特産イノシシ肉「八溝ししまる」使った缶詰販売 那珂川

下野新聞
2015年11月12日

 【那珂川】御前岩物産センター(塩沢孝子(しおざわたかこ)社長)はこのほど、町特産品のイノシシ肉「八溝ししまる」と町産のマコモタケを使った缶詰「Nakagawa gibier(なかがわジビエ)」を商品化した。

 同センターは約1年前から馬頭高水産科の協力を得て食品加工の授業で使う缶詰を作る器具を利用して製造。8月に県の食品検査などを終えた。

 ジビエとは、フランス料理で食材として狩猟で捕獲された野生の鳥獣の意味。八溝山系で捕れたイノシシの肉と、町内の休耕田で栽培したイネ科の植物マコモタケ組み合わせ、栄養価の高い商品にした。

 缶詰は、しょうゆ味(220グラム)とコンソメ煮(240グラム)の2種類で、1缶750円(税込み)で、同センターなどで販売している。年内にはイノシシ肉を使ったレトルトカレーも発売する予定で、塩沢社長は「缶詰が新たな町のブランド品になれば」と話している。(問)同センター0287・93・0680。

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