常陸太田 金砂郷地区 「地域に元気」豊作旗完成 小学生が絵付け 130本、15日お披露目

茨城新聞
2015年11月11日

常陸太田市の住民らが同市金砂郷地区の田んぼに自作の旗を掲げる「豊作旗プロジェクト」を展開中だ。大漁旗ならぬ豊作旗をなびかせ、豊作への祈りと感謝の気持ちを込めるとともに、「地域に元気を」と願う。地元の住民や子どもたちを巻き込みながら、春からコツコツ制作に励んできた手作り旗がついに完成。地域の思いが詰まった豊作旗が間もなくお披露目される。

同プロジェクトに取り組んでいるのは金砂郷地区をこよなく愛する住民有志らでつくる「GO!郷!会」。同会は約3年前に立ち上げ、地元でイベントを企画するなど地域をもり立てている。
「地域の象徴ともいえる田んぼを生かした活動ができないか」-。同プロジェクトのきっかけは同会メンバーの何げない一言だった。「広がる田んぼ、豊かな自然…。そこに大漁旗ならぬ豊作旗が風になびくイメージが頭にパッと浮かんだ」とメンバーの山口渉さん。同会の「看板活動にしよう」(山口さん)と今春、始動した。
「飾るからには見栄えよく目立つ旗を作ろう」(山口さん)と試行錯誤を繰り返し、完成した旗の大きさは縦約100センチ、横約130センチで、真ん中にインパクト十分な「豊作」の大文字が躍る。
絵付け作業は地元の子どもたちにも協力を呼び掛けた。市立久米小では総合学習の一環として6年生児童67人が挑戦。「田んぼ」からイメージを膨らませ、班ごとにデザインを考えマジックで絵を描いた。大きなかかしが印象的な旗や、輝く太陽の下で育つ作物を表現した旗など多彩な20本を仕上げた。
「大変だったけど、みんなでアイデアを出し合って一生懸命作った。とても達成感がある」と1組の中島幸美さん(11)。2組の西野叶望さん(11)は「頑張って作ったので多くの人に見てもらいたい。旗を立てて作物がもっと豊かに育ってくれたらうれしい」と笑顔で話した。
同校をはじめ、地域の協力を受けて出来上がった豊作旗は合わせて約130本。地域の願いが込められた旗は15日、地元の玉造十字路交差点付近から南側に広がる田んぼに掲げる予定という。
山口さんは「初めての取り組みなのでドキドキしていたが、地域の協力もあって何とか形が見えてきた」と話し、「近い将来、地域全体に輪が広がり、みんなで取り組んでいければうれしい」と期待を込めた。

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