健やかな成長祈り「相撲祭」 鹿島神宮

茨城新聞
2015年11月4日

 鹿嶋市宮中の鹿島神宮で3日、子どもの健やかな成長や五穀豊穣(ほうじょう)を願う奉納行事「相撲祭」が行われた。両親や参拝客が見守る中、介添え役に抱かれた化粧まわし姿のかわいらしい男児が取組を披露した。
 同神宮の本殿前に特設土俵が設けられ、生後4カ月から7歳までの計17組34人が出場。取組前から泣きじゃくったり、元気よく突っ張りを見せたりする姿が見られた。「取り直し」の一番もあったが、勝負は全て引き分けとするのが習わしだ。
 同市宮中の小岩井浩さん(45)の長男、佑馬ちゃん(1)は「佑馬富士」のしこ名で土俵に上がった。浩さんは「鹿島(神宮)の大神さまに守られて、健康ですくすくと育ってもらえれば。それが一番です」と話した。

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