目指せ!コロッケ日本一 22日、龍ケ崎で全国フェス

茨城新聞
2019年9月20日

ご当地コロッケが集結する第7回全国コロッケフェスティバルが22日、龍ケ崎市で3年ぶりに開かれる。県内外の約40店舗が日本一を目指して味を競う。初めて出店する地元の高校生たちも「笑顔になってもらいたい」と意気込み、特製コロッケで祭典に臨む。

18日夕、龍ケ崎市若柴町の愛国学園大付属龍ケ崎高の調理室。鍋から油が跳ねる小気味よい音が鳴る。170度で7分揚げれば、リンゴの形をした「AIRYUコロッケ」の完成だ。この日は、生徒らで調理工程の確認に取り組んだ。

レシピは、3年の和田奈津希さん(18)が1年生の頃に家庭科の課題で考案した。砂糖で甘く煮たリンゴに加え、サツマイモやジャガイモ、クリームチーズで作る。リンゴのへたは、スティック状の細いスナック菓子で表現した。和田さんは「甘味と酸味があって、スイーツ感覚で食べられる。見た目もかわいい」と自信をのぞかせる。市内の高橋肉店の協力で商品化もしている。

昨年に市内であったコロッケのコンテストで優勝に輝くなど味はお墨付き。若い力で地域を盛り上げようと、生徒ら有志でコロッケフェスティバルに初出店する。倉持正男校長も「大変なこともあるだろうが、思い出とにぎわいづくりになるはず」と期待を寄せる。

当日は300個の限定販売で一つ200円。売り子を担当する3年の加賀美(かがみ)伊緒さん(17)は「食べたらきっと笑顔になれる。おいしさや特徴をしっかり伝えたい」と力を込めた。

■40店集結、早食い大会も
第7回全国コロッケフェスティバルは22日午前10時から、龍ケ崎市役所北側駐車場で開催する。コロッケを通じた町おこしが狙い。静岡県三島市、富山県高岡市と合わせた3市の持ち回りとなっており、龍ケ崎市では3回目。入場者の投票で日本一のコロッケを決める。

過去のグランプリ受賞店を含む約40店が登場する予定。コロッケ早食い選手権をはじめとする催しも繰り広げられる。茨城新聞社もPRブースを設け、地元紙の良さを発信する。

会場は、来庁者や身体障害者を除いて駐車ができない。流通経済大龍ケ崎キャンパスと日立建機龍ケ崎工場に臨時駐車場を設け、10分間隔でシャトルバスを運行する。問い合わせは実行委員会事務局の龍ケ崎市商工会(電)0297(62)1444

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