願い事秘め500人が「火渡り」 大田原の遍照院

下野新聞
2015年10月26日

 【大田原】本町1丁目の成田山遍照院(高野照教(たかのしょうきょう)住職)で25日、「大火渡り祭」が行われた。約500人の参拝者が護摩の灰の上を素足で歩き、諸願成就を祈願した。

 火渡りはもともと修験者の荒行の一つで、渡った人は無病息災や健康長寿などの願いがかなうとされている。この日、法要では東日本大震災や県内広域水害からの復興祈願も行われた。火渡りでは、約10メートルにわたって灰が敷き詰められ、参拝者たちが素足で次々に渡っていった。

 会場では、国際医療福祉大箏曲部による演奏なども行われ、家族連れなどでにぎわっていた。

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