競輪場にお化け屋敷 11月8日・取手 芸術家や芸大生、窓口を改装

茨城新聞
2015年10月22日

身の毛もよだつ〝恐怖の館〟が競輪場に現れる-。取手市白山の取手競輪場に11月8日、1日限定のお化け屋敷「怪奇美術館」がオープンする。地元芸術家と東京芸術大生が携わり、使われなくなった車券販売所をお化け屋敷に作り変えた。大学生と競輪選手がお化けに扮(ふん)し驚かす。

「ぎゃー」「怖い」。18日に開かれた事前リハーサルで館に足を踏み入れた小学生や大学生約20人は、涙目で叫び声を上げていた。
薄暗い館を懐中電灯1本持って歩く。迷路のような通路には、怪人風の人物画や人の頭部を思わせるオブジェが置いてある。「うおー」。背後や死角から次々と怪物が現れ、来館者は〝恐怖の異次元空間〟に迷い込んだような感覚に陥った。
お化け屋敷は、競輪離れの進む若い世代に競輪場に足を運んでもらおうと企画された。制作の指揮を執ったのは、地元の芸術家、傍嶋(そばじま)賢さん(36)。大学生と共に旧車券販売窓口約200平方メートルを改装した。
傍嶋さんは「実際にお化け屋敷を幾つも巡り、驚かし方などを研究し怖さを追求した」と手応えを話す。体験した同大2年、植田万智子さん(20)は「驚かせ方に変化があって、怖かったけど楽しかった。絵画やオブジェも雰囲気があった」と振り返った。
お化け屋敷は、11月8日午前9時45分~午後4時、取手競輪場を地域に公開する「サイクルアートフェスティバル」の目玉企画の一つとして初めて開催される。入場無料。
同競輪場は「レースと同じくらいのドキドキ感が味わえる。この機会に、競輪に親しみを持ってもらえれば」と来場を呼び掛けている。

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