日光のベルギー大使館別荘  6月中、初の一般公開

下野新聞
2018年2月15日

 栃木県は14日、日光市中宮祠の中禅寺湖畔に建つベルギー大使館別荘が6月に初公開されると発表した。公開期間は同月の30日を除く土、日、月曜日の12日間。

 今年で建築90周年を迎えることから、JRグループの大型観光企画「本物の出会い栃木デスティネーションキャンペーン」に合わせて無料公開される。

 2016年6月に行われた「英国大使館別荘記念公園」の開園式典の際、ベルギー臨時代理大使から福田富一(ふくだとみかず)知事に別荘公開の申し出があったことから、在日ベルギー大使館の協力で公開することになった。

 県によると、別荘は「ホテルオークラ」の創始者大倉喜七郎(おおくらきしちろう)氏が1928年に建て、同国大使館に譲渡したとされる。木造2階建ての洋館で、現在も大使館別荘として利用されていることから、一般公開は行われていない。

 公開されるのは1階のエントランス、ホール、サロン、テラス、ベランダ。時間は午前10時~午後4時。公開に合わせ県などは、英国大使館別荘記念公園や日光田母沢御用邸記念公園などを巡るスタンプラリーをはじめとするイベントを実施する予定。

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