スキー場 企画勝負 東京駅からバス、共通リフト券… 県内 新たな集客策続々

上毛新聞
2017年12月30日

群馬県内のスキー場が新たな集客策を打ち出している。12月に入って、片品村と東京駅を結ぶ高速バスの運行が始まり、利根沼田地域の4スキー場は共通リフト券を発行した。若い人を呼び込もうとアイドルを起用してPRしたり、スキーブームを知る50代以上限定のプランを考案したりと、企画力で差別化を図っている。

◎地域が連携
片品村内の5スキー場と宿泊事業者、関越交通(渋川市)などは連携し、高速バス「かたしなスノーエクスプレス号」の運行を23日に始めた。村内の停留所からはスキー場へ無料シャトルバスを走らせ、首都圏のスキーヤーを呼び込む。

シャトルバスが利用できるのはオグナほたか、かたしな高原、ホワイトワールド尾瀬岩鞍、スノーパーク尾瀬戸倉、丸沼高原の各スキー場。来年3月18日まで予約の有無にかかわらず毎日運行する。運賃は大人片道3500円、往復6千円。

村観光協会は「出だしはいい。地域経済の活性化につなげていきたい」と話している。

共通リフト券は「POWDER(パウダー)4ぐんま」の名称で、ホワイトワールド尾瀬岩鞍、丸沼高原、宝台樹スキー場(みなかみ町)、川場スキー場(川場村)が取り組む。時間制のICリフト券で、好きなゲレンデを回遊できる。

宝台樹を運営する武尊山観光開発(前橋市)は「券を見せる必要がないので便利。極上の雪質を楽しんで」とPRする。

◎アイドル起用
たんばらスキーパーク(沼田市)は、今季の「たんばらイメージガール」にぐんま観光特使でアイドルグループ「アップアップガールズ(仮)」の新井愛瞳(まなみ)さん(20)を起用した。新井さんがグループ内でブルー担当であることから、青をキーワードにした企画を用意する。

青いウエア(全体または柄の50%以上)着用で午前9時までに来場するとリフト1日券が千円引きになる。新井さん監修の限定スイーツも販売している。

同スキー場は「若い子たちのオピニオンリーダーを起用することで、縮小するスキー人口の裾野を広げたい」と期待する。

今年はスキーブームを呼んだ映画「私をスキーに連れてって」の公開から30年。撮影地となった嬬恋村の万座温泉スキー場と万座プリンスホテルは当時を知る50歳以上を対象に、リフト券付きの平日限定プランを用意した。

草津国際スキー場(草津町)はほぼ毎週末、温泉まんじゅうの早食いや宝探しゲームなど多彩な企画を用意。「新しい内容を加えて独自色のあるイベントにこだわっている」としている。

 

【写真】イメージガールに新井愛瞳さんを起用した「たんばらスキーパーク」のポスター

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