「ガルパン」ゲーム再び 大洗町・ふるさと納税返礼品

茨城新聞
2017年12月15日

大洗町はふるさと納税の返礼品に、地元を舞台にした人気アニメ「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)のゲームが町内で1日限定で遊べるようになるチケットなどのセットを加えた。同様の取り組みは昨年度に続く第2弾。今回は新たに、寄付した人たちで大洗を語り合ってもらう「タウンミーティング」も開催、地域を訪れたくなるような「行けるふるさと納税」を売りにしていく。

町によると、ゲームは、スマートフォン向けの専用アプリをダウンロードし、チケットに記載のシリアルコードを入力することで利用可能になる。町内のポイントを巡りながら、アプリ上でガルパンの登場キャラクターとコミュニケーションを取りつつ、オリジナルのストーリーを楽しめる内容という。参加券がセットに組み込まれているタウンミーティングの開催に合わせ、来年6月3日、9月2日の各日限定で体験できる。

このほか、特注のガルパンジャケットも一緒にもらえる。胸には作中で主人公らが通う「大洗女子学園」のワッペンが付き、自分の名前など好きな文字も入れられるのが特徴だ。形と色が異なる全4種類を用意している。

町は、ふるさと納税にポイント制を採用、寄付額に応じた点数で返礼品に交換できる仕組みだ。今回のセットは3万2千円以上を想定している。

町は近年、ガルパンとコラボしたふるさと納税を展開。連携が始まった2015年度の寄付総額は約2億と、前年度の約760万円に比べて26倍以上に増え、16年度も2億円近くが寄せられた。町担当者は「返礼品をもらって食べて終わり、というのではなく、大洗へと足を運んでいただける機会にしたい」と期待する。

ふるさと納税の問い合わせは町まちづくり推進課(電)029(267)5111。寄付はポータルサイト「ふるさとチョイス」で受け付ける。   

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