世界湖沼会議、2018年に茨城で開催 2度目、霞ケ浦浄化に新知見

茨城新聞
2015年10月3日

 茨城県が再誘致を進めていた世界湖沼会議について、橋本昌知事は2日、2018年(第17回会議)の本県開催が決まったことを明らかにした。1日夜、国際湖沼環境委員会(ILEC、本部・滋賀県)から県に通知があった。土浦、つくば両市で1995年に開いて以来、県内開催は23年ぶり2回目となる。橋本知事は「まだまだ(霞ケ浦の)浄化が不十分な面がある。一般市民を巻き込んだ形で活動をさらに展開するきっかけにしたい」と意気込みを語った。
 県水環境室によると、ILECは立候補状況や選定の経緯などを明らかにしていないが、複数立候補の中から選ばれたとみられる。開催決定は、橋本知事が2日の定例会見で発表した。
 今後、県は具体的な開催時期やメーン会場を決める方針。2018年秋ごろに5日間の会期で、つくば国際会議場をメーン会場とするのが有力。会議は研究者や行政関係者、一般市民らが集い、研究成果の発表や意見交換のほか、分科会や市民団体によるフォーラム、次世代を担う子どもたちの会議などの開催も見込まれる。
 このほか、1995年開催を契機に2005年に整備された県環境科学センターでの研究成果や、8年度に導入した森林湖沼環境税による生活排水対策の進捗状況などの発表も想定される。
 県は、本県開催によって、95年開催以降の取り組みを世界に発信▽霞ケ浦浄化に役立つ新たな知見を得る▽水質保全に向け県民の機運の盛り上げ-などの成果に期待する。
 会議の参加者は通常千人を下回るが、前回の本県開催時には研究者のほか市民を巻き込み、同会議で最大の8203人が参加したことから、次回も多くの市民参加を促す方針。橋本知事は「3千人から4千人ぐらいの規模にしていきたい」と述べた。
 県は、市民団体「霞ケ浦市民協会」から要請を受けた後、霞ケ浦の流域市町村や大学や研究機関などの意向を確認した上で、6月の定例県議会で橋本知事が再誘致を表明し、7月にILECに応募した。

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