「あんこう鍋」長蛇の列 名物に舌鼓 雨情の里港まつり

茨城新聞
2017年11月6日

「第29回雨情の里港まつり」(北茨城市、市商工会など主催)が5日、北茨城市関南町仁井田の大津漁港で開かれた。海と山の豊かな自然に囲まれた同市の魅力を市内外に発信する最大のイベントに、多勢の家族連れや観光客などが訪れ、食や体験コーナーで秋の一日を楽しんでいた。

東日本大震災で大きな被害を受けた際にも「こんな時だからこそ」と開催を敢行し、北茨城の魅力をアピールする市内最大のイベントに成長した。

会場では冬の鍋料理として全国区の知名度を誇り、本格的なシーズンを迎えた「あんこう鍋」が1杯200円で販売され、長蛇の列。特大のずんどう鍋で800人分を用意したが、あっという間に売り切れた。

調理する店や宿泊施設によって多少の違いはあっても味はみそベース。肝をたっぷり使ってスープに溶け込ませるのが“北茨城風”で、肝を焦がさないように弱火でゆっくりかき混ぜながらいる作業が味の決め手になるという。地元の野菜を加え、濃厚な肝の味とみその相性はバツグンで、コラーゲンも豊富で女性にも好評だ。

高萩市安良川の松本隆治さん(73)は「毎年楽しみに来ている。独特のみその香りがたまらない」と笑顔で味わっていた。市観光協会の瓦葺栄事務局長は「県内外の人にあんこう日本一を堪能してもらいたい」と話した。

まつりは、各種団体の女性約100人が着物や法被姿で踊る「雨情おどり」でスタート。大津港や平潟港で水揚げされた鮮魚をはじめ、地元の海の幸・山の幸を提供する売店が並び、特設ステージでは大津町に伝わる「常陸大津の御船祭」のお囃子(はやし)やアンコウのつるし切り、キャラクターショーなどが披露された。 

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